prince もっと評価されていいギタリスト

レビュー

今日はプリンスを始めて見て衝撃を受けた動画を紹介します。

この記事でprinceのギタープレイを知って頂く事でギター上達のカギと言いますか、何か大事なものを得られると思います。

普段音楽を聴いていて心を揺さぶられる時がありますが、何か感動ポイントが数値化されている訳でなく、感銘を受けるものとそうでないものの違いは何なのかと考えると、わからなくなってしまいます。今日紹介する動画はギターの(ギター以外も素晴らしいのですが)カッコいい、おいしい部分をprinceにしかできない魅せ方でパフォーマンスしてます。そういうところに惹かれているのかもしれません。

prinnceはどんなアーティスト?

princeはご存じでしょうか?2016年に亡くなってしまいたが、アメリカ、ミネアポリス出身のアーティストです。(purple rain、kiss、bambi等多数名曲あり)

どんな感じのアーティストかと説明するのは難しいのですが、私にとっては、歌い、踊り、ピアノ、ギター、ベース弾きまくり!曲もバラエティーに富み、すべてが一流レベルの超人というイメージです。

ギタリスト目線で見ると、ほかのギタリストとは隔世の感があります。なんでもありなのでファンクっぽいカッティングを弾いたかと思えば、ディストーションバリバリの歪みサウンドでのギターソロ! ファンキーなダンサブルナンバーで使用するチャカチャカ系のギターにハードロック系ギタリストが使用するロックナット、フロイドローズブリッジが使われていたり・・衝撃です・・・

でも彼には必然的にそれらのアイテムを使用していたのだと思います。それで素晴らしいパフォーマンスを遂げているのがその証明です。

我々がいかに先入観にとらわれているのかがわかります。最近はフェンダーが2ハムでコイルタップでシングルコイルの音も出て、さらにアームがついているテレキャスターが発売されたりしてますが、かつてプリンスが先陣を切っていたことが今になって追いついたというような時代に入っていると感じます。

衝撃を受けた動画の話

今回紹介する動画は私が高校生くらいの時、夜のゴールデンタイム(お若い方わかります?19時~21時辺りです)にprince来日公演が放映されたのです。その時初めてプリンスを見たのですが、高校生の私にとってそれはそれは衝撃的で後ろに5メーターくらいぶっ飛び、押し入れのふすまをぶち破りました。

その番組はVHSに録画したのですが,何百回、何千回?も観た事で、テープが切れてしまった事がありました。でも精密ドライバーでVHSの箱を開け、テープを継いでまた視聴してました。このテープが無くなってしまうのがすごくいやでした。

曲名はQUESTION OF YOU

原曲、ライブバージョン、いろいろありますが、私の紹介する動画はヌードツアー東京公演バージョンです。ほかのバージョンも視聴してきましたがこのアレンジが最強です。

これにはギターパフォーマンスのカッコいいところが多く織り込まれていると思います。出来たら曲全体を聞いて頂きたいですが、ギターソロだけでも味わって下さい。

歌のパートはグランドピアノを弾きながら行い、曲中盤のギターソロになるとピアノの上に上がり演奏します。メロディラインは、曲のメインメロディのフェイクから入り、あまり大きく展開はしないオーソドックスなフレージングです。

その音色がリッチなディストーションサウンドで良い!ピックスクラッチ(4~6弦の巻玄にピックをこすりつける)、すかさず左手でスライド。ロングトーンでフィードバックが心地よく発生するセッティング、ボリュームポットをダンスの一部に見せかけ絞ったり、上げたりのパフォーマンス。

ギターソロが終わると、ギターを手放し、ステージ上をダンスで動きまくる。ギターパフォーマンスはあくまで楽曲の一部。その何小節にギターのかカッコいい部分をギュウギュウに込めている。

書きながら興奮してきてハァハァしてきました!

これをコピーすることによりよりエモーショナルな魅せ方を取得できると思います。

自分の周りでは今までprinceをよくコピーしたという友人はいなかったので、世間的な評価は低いのかなと感じる事があります。今回紹介した曲以外にも最高のパフォーマンスがたくさんあるのでぜひ堪能して、ギターライフ活かして下さい。