音楽とカレー作りは似ている

ギタースキルアップ

中学生の頃ギターを始め、楽しくギターライフを送っていまいしたが、社会人になり、いつの間にか疎遠になってしまい、約20年ギターから離れましたが、40代で再開し、自由にギターを弾ける様、日々練習しているギタリストhidecatgtです。オッサンになってもカッコいいギタリストになれる事を証明するため活動してます。

本日はギターの話題ではないのですが、ギターに通じているというか、私はこんな変な事を考えているという事を紹介する記事となります。

私は趣味でギターを楽しむ他に、料理が大好きです。特にカレーが好きで自宅で良く作っています。数多くのスパイスを組み合わせて使い、カレーを作るという事は音楽を作る事と同じというか、すごく近い感じがしており、この気持ちをわかって下さる方がいるか分かりませんが、お伝えしてみたいと思います。

カレーと音楽の共通点の気づき

始めはバーモントなどのルーを、具材と混ぜて作ってました。それはそれでおいしいのですが、そのうちネットや本の自作カレー情報に感化され、自分でスパイスを揃えて作るようになりました。カレーを作るのに必要なスパイスは数多くあり、それぞれ個性的です。それらを組み合わせてオリジナルの味を作り出す楽しみを知りました。

何度もカレーを作っている内に、今日はこのスパイスを効かせようとか、使った事のない新しいスパイスを使ってみようなどと様々な味を演出できるようになりました。そしてある時、何かギターのコードと似ているなと思うようになりました。

あるコードで明るい雰囲気を出したかったらメジャー3度を使い、逆に暗いイメージならマイナー3度、さわやかなイメージならメジャー7度、コードに厚みを持たせたいなら5度とか。カレーでいうところのスパイスを選んでいる感覚です。

私の作るカレーは必ずクミンシードを入れるのでルートはクミン、カラッとした辛さが好きなのでチリペッパーをメジャー3度で使い、そこまでスパイシーではないが、カレーとしての底上げをするターメリックを5度で使用。 この辺がベースで(トライアドといったところでしょうか)。ここからはどんなカレーにするか選ぶスパイスにより個性が変わってきます。(テンションを乗せていく)

さわやかっぽくカルダモンをメジャー7度として使ったり、大人っぽいカレーにしたい場合はクローブ(これは♭5度かな)入れたりもいいですね。♭5度を使う場合は3度はマイナーになるのでチリペッパーを減らし、ブラックペッパー(マイナー3度)を入れたり・・・いやー楽しいです。

スパイシーがいいからと多くの種類入れすぎると(テンションノートをいたずらに多用)、各スパイスの個性が消えてしまい、なんの味か分からずぼやけるというところや、入っている(弾いている)のか分からないくらい控えめに、絶妙な塩梅にするとおいしい(いい演奏)となるところも音楽とカレーの共通点だと思います。

そのそれぞれのスパイスの個性が、ギターで演奏する際のコードを構成する一つ一つの音のキャラクターのイメージとリンクしているというか。伝えるのが難しいのですが、ご理解いただけるでしょうか。これはイメージなのでそれぞれが思い描く通りに楽しめば良いと思います。応用編でイタリアンでも中華でも行けそうな気がします。私がカレー好きなのでカレーでやっているだけかも。

下のリンクに音楽の場合の各音のイメージを記事にしているのでぜひ見てください。音にキャラ付けをしてます。次の章でスパイスのキャラ付けを紹介します。

度数の響きを知るとアドリブギターの表現力が上がる

私が良く使うスパイスとキャラ付け

私がよく使うスパイスのキャラ付けを紹介します。適当に付けたイメージなので、別の日に書いたら違う組み合わせになっているかもしれません。こんな事をして楽しんでいるだけです。

クミン 必ず入れてます。ルート

シナモン  一番初めに油で炒めて香りをほんのり抽出。オクターブ上のルート

チリペッパー  カラっとした辛さ。明るいイメージなのでメジャー3度。カレーを作る際一番初めにホールのものを油で炒め辛さを出したりもしています。

ターメリック    これを入れるとザ・カレーっぽくなる。5度

クローブ   結構雰囲気が変わります。ガラムというタバコご存じでしょうか。あの匂いです。私は以前分量を間違えて入れすぎた事がありますが、かなり強烈な個性となります。家族は誰も食べないので、製造者責任として私が全て食べました。♭5度

コリアンダー  パクチーを粉末にしたもの。これも私は良く使います。いい雰囲気出せます。9度

カルダモン  カレーがさわやかに変身。ホールで最初に油で炒めても、後でパウダーで入れてもOK。    メジャー7度

ブラックペッパー   おなじみです。ブラック⇒暗い⇒マイナー3度

いかがでしたでしょうか?

まだ自分の知らないスパイスが世界中にあると思うとワクワクします。また知っているスパイスでも組み合わせにより新しい味を創造できると思うと果てしない世界です。

ギターの音もここでは紹介出来ていない11度、♯11度、13度、♭13度、マイナー7度等まだまだ組み合わせられる音はあります。

無限の可能性を探りながらこれからもカレーを作っていきたいと思います。ギターを弾いていきたいと思います。